夜の空気も大分、春らしくなり、刺すような冷たさはない。 仕事を終えて、家までの道を辿る。 橋を渡る。夜の川は、黒く、どろりとしている。 上流から何か白い物が流れて来るのが見えた。 タオルか何かだろう。と、見当をつけて眺めていると、真っ白い、非…
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