2009-02-10 超短編『歌声』 星を見ていると、何の前触れもなく夜空を星々が滑り落ちるのに遭遇した。 灰色ネズミが僕の傍らに立ち止まり、黙って一緒に空を見ている。 小さな歌声は、ネズミだったのか、それとも暗闇の中、他に誰かがいたのかも知れない。